ロボットが鍼を打てる未来は来るのか?
2019.04.23更新
こんにちは、きたの院永田です。
”以前のブログで鍼灸の過去のお話(https://www.kita-kotu.com/blog/2019/04/post-190-673685.html)をしたので今回は少し未来のお話です”
元号が変わるまでもう指の数で数えられるくらいの日数になってきました。平成の約30年間で著しく科学が発展してきたように新しい時代でもきっと大きな技術の躍進があり、私たちの生活をもっと豊かなものにしてくれるでしょう。
しかしその反面科学技術の進歩で便利な物が増えていけばその分人間の仕事が奪われていく側面があります。
例えば自動改札機の普及で切符を切る人が要らなくなったり、スマホやタブレットで音楽や本が楽しめるようになり街の本屋さんやCDショップが潰れていくという話も耳にします。
ちなみにこの前僕が行ったお寿司屋さんでは人間じゃなくてペッパー君が受付をしてくれました(笑)
日本国内の現存する職業の内、約49%が10〜20年後にはAIやロボットで代替可能だと言う説もあります。
そんな中少し気になってきたのは鍼灸師や柔道整復師も同じように時代の荒波にもまれて機械に仕事を奪われるんじゃないかという事です。
結論から言っちゃうと、野村総合研究所が2015年にAIやロボットによって代替される可能性が高い&低い100種の職業を公開しているんですが、鍼灸師や柔道整復師はAIやロボットで代替される可能性の低い職業に入っています。
つまり今想像されうる技術の進歩の範疇じゃまだ機械やAIが鍼灸師の代わりに鍼を打ったりする事は難しいという事です。
ツボの位置や筋肉の場所や名前を覚えるのは確かに機械の方が圧倒的に早そうですが、同じ筋肉でも押す角度や鍼を打つ角度によって治療効果が変わってきたり、同じ患者さんでもその日によって反応するツボが違かったり微妙に位置がズレてたりでこの辺の繊細な感覚はやっぱりまだまだ人間の手には敵わないと言うことなんでしょうね。
僕も昔は戦隊ロボやロボコンが大好きでしたが彼らに身体をほぐしてもらおうとは思えません。
それにこの仕事のキモはヒト同士の繋がり、触れ合いみたいなとこにもあると思うのでその辺の所はどんなに技術が進歩しても覆せないと思うんですよね。
だって延々とsiriに話しかけてもつまらないし味気ないですもんね(笑)
投稿者: